仮想通貨をやってると、時々「アルトコインシーズン」って言葉を耳にしませんか?
なんだか、盛り上がってそうな雰囲気がありますよね?
今回は、アルトコインシーズンとは何か?アルトコインシーズンが起こる理由などを、誰にでもわかるように解説します。
アルトコインシーズンとは?
アルトコインシーズンとは、ビットコイン以外の仮想通貨、つまり「アルトコイン」が盛り上がって、値段がグングン上がる時期のことです。
アルトコインには、イーサリアムやミームコイン(ドージーとかシバイヌとか)、その他いろんなコインが含まれています。
仮想通貨の世界では、ビットコインが王様みたいな存在です。
普段はビットコインが注目されますが、アルトコインシーズンになると、みんなが「他のコインも面白そう!」ってアルトコインに注目し始めるんです。
アルトコインシーズンが起こる理由

なぜ、アルトコインシーズンが起こるのか?その理由を簡単に説明しましょう。
ビットコインの価格が落ち着いて、アルトコインに注目が集まる
ビットコインの価格が大きく上がった後、価格がちょっと落ち着くことがありますよね?
このとき、みんなが「次はどのコインが上がりそうか?」って探し始めます。
すると、アルトコインに注目が集まって、値段が上がり始めるというわけです。
「もっと儲けたい!」と、お金がアルトコインに流れる
ビットコインで儲かった人が、「もっと儲けたい!」って思って、アルトコインに投資するパターンです。
アルトコインはビットコインより安いから、ちょっとのお金でたくさん買えます。
たとえば、1万円でビットコインは少ししか買えないけど、シバコインなら何百万枚も買えちゃいます!
また、アルトコインは値動きも大きいので、儲かる可能性がグンと上がるんです。
たとえば、2024年にはドージーコインやXRPは5倍くらい高くなりました。
アルトコインの新しいプロジェクトや話題がバズる
アルトコインには、面白いアイデアやミーム(ネットのネタ)で人気のコインがあります。
Xで「このコインやばい!」って話題になると、みんなが買いに走って、値段が急上昇します。
たとえば、シバコインみたいなミームコインは、SNSでバズったり、インフルエンサーがつぶやいただけで価格が急騰することもあります。

過去には、イーロン・マスクのツイートで、ドージコインが一夜にして何十パーセントも跳ね上がったなんて話もあるのです。
アルトコインシーズンの原因:イーサリアム上昇の影響
アルトコインシーズンが起こる原因には、イーサリアム上昇の影響もあります。
それを、ショッピングモールを例にして説明しましょう。
ミームコインは、イーサリアムのブロックチェーンを使って作られてる
たとえば、シバイヌ(SHIB)やペペ(PEPE)みたいなミームコインは、イーサリアムのブロックチェーンを使って作られています。
これを「ERC-20トークン」って呼んでいます。
ミームコインはイーサリアムのモール内に出店してるようなもの
ERC-20は、イーサリアムという巨大ショッピングモール内で動くためのルールのようなものです。
ミームコインは、このルールに従ってイーサリアムのモール内に出店してるというわけです。
イーサリアムが上昇すると、なぜミームコインも上昇しやすい?
イーサリアムを、広大で人気のある巨大なショッピングモールだと想像してみてください。
このショッピングモールは、最新の技術と多くの人で賑わう、仮想通貨の世界における一大拠点です。
モール(イーサリアム)が活気づくと、たくさんの人が訪れモール全体が潤う
ショッピングモール(イーサリアム)が活気づくと、たくさんの人が訪れるようになり、ショッピングモール全体が経済的に潤います。
モール全体に「景気が良いぞ!」という雰囲気が漂い、新規の投資家(買い物客)もどんどん入ってきます。
人々の財布の紐も緩み、活気がみなぎります。
モールに出店してる専門店(ミームコイン)も恩恵を受ける
この巨大なショッピングモールの中には、数え切れないほどのお店が入っています。
その中には、一見すると何の役に立つのかよくわからないけれど、SNSや口コミで突然大人気になり、行列ができるような流行りのアパレルショップや限定品を扱う専門店があります。
これがミームコインです。
ショッピングモール全体が活況を呈していると、これらの流行りの専門店の客足も伸び、売り上げが爆発的に増えることがあります。
特に、衝動買いをする客や、ちょっとした流行に乗ってみたい客が集中します。
これが、イーサリアムが上昇するとミームコインも上昇しやすい理由です。
テナント料(ガス代)が上がると、活気を生み出す
ショッピングモール内の各店舗(アルトコインやミームコイン)は、モールの一部(イーサリアムのブロックチェーン)を借りて営業しています。
お店を運営したり、商品を売買したりするたびに、モールにテナント料やシステム利用料(イーサリアムのガス代)を支払う必要があります。
モールが繁盛して多くの取引が行われるようになると、この利用料も高くなることがあります。
ですが、それは同時に「このモールは儲かってるぞ!」「みんな使ってるぞ!」という証拠でもあり、それがさらに活気を生みだすというわけです。



多くのユーザーやプロジェクトがイーサリアムを利用している証拠であり、これはネットワーク全体の価値や信頼性を高める要因となります。
過去のアルトコインシーズンの例


アルトコインシーズンはこれまで何度もあって、仮想通貨の世界を盛り上げてきました。
初心者でもわかるように、過去の例を紹介しますね。
2017年:新しいコインがドカンと登場!
2017年はアルトコインのビッグな年。イーサリアムがスゴイ人気になって、その仕組み(ブロックチェーン)を使っていろんな新しいコインが生まれました。
これを「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」って呼ぶんですが、新しいプロジェクトが次々とコインを発行して資金を集め、アルトコイン市場がすごく盛り上がりました。
イーサリアムの値段は1年で約80倍にもなったし、リップル(XRP)とか他のコインもグングン上がりました。
でも、中には怪しいコインもあったから、気をつけないとハマっちゃう時期でもありました!
2021年:ミームコインがネットでバズる!
2021年はミームコインが主役!ドージコインって、犬の絵が目印のコインが、イーロン・マスクのXでのつぶやきで大人気になりました!
年初の0.5円くらいから最高80円近くまで急上昇!シバイヌコインも「ドージのライバル」って感じで、値上がりしました。
DeFiの影響も!
また、2020年から2021年にかけては、DeFiプロジェクトが注目されました。
DeFiはブロックチェーンを使ってお金の貸し借りや取引をする仕組み。「銀行を通さずに取引できる」っていう新しいシステムです。
たとえば、Uniswapは仮想通貨を簡単にトレードできるプラットフォームでした。
ユーザーが増えると、当然Uniswapのトークン(UNI)の需要も上がります。これで、UNIや他のDeFiトークンの価格がグングン上がりました!
DeFiはほとんどがイーサリアムのブロックチェーンで動いてるので、イーサリアムと一緒に盛り上がって、お祭り状態になりました。
DeFi(ディファイ)は、Decentralized Finance(分散型金融)の略称。
銀行とか仲介者を通さずに、ブロックチェーンを使ってお金の貸し借りや取引をする仕組みです。
DeFiにはトークンっていう仮想通貨があって、プロジェクトを動かしたり、報酬をもらったりするのに使われます。
たとえば、Uniswapのトークン(UNI)やMaker(MKR)とかが有名。
2024年:トランプ大統領再選で、アルトコインにも好影響が!
2024年もアルトコインが大フィーバー!ペペ(PEPE)やドージコインがXでバズって、短期間で大きく価格が上がりました。
トランプ大統領が再選した影響も大きいです。
トランプさんは「仮想通貨、いいね!」って感じで、ルールをゆるくしたり、新しい技術を応援することを約束していましたからね。
それで、みんなが「仮想通貨の未来は明るい!」って思って、色々なコインにお金がどんどん入ったんです。
さらに、有名なイーロン・マスクが、ドージコインをXで「面白いよ!」って投稿したり、トランプさんのミームコイン「TRUMP」なども出てきいて話題になりました。
イーサリアムのスケーラビリティ向上(シャーディング実装とか)でガス代が下がり、ミームコインや新興プロジェクトが取引しやすくなったのも大きな要因でしょう。
まとめ
今回は、アルトコインシーズンとは何か?そして、起こる理由・過去の例を、初心者向けにやさしく解説しました。
アルトコインシーズンは、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の価格が急上昇する時期です。
- ビットコインが落ち着き、投資家が儲けを求めてアルトコインに流れ込む
- イーサリアムの盛り上がり
- 新しいミーコインなどのSNSでのバズり
…などが原因で起こります。
2017年、2021年、2024年など、過去にも発生しています。



チャンスが来たら、しっかりキャッチして一緒に盛り上がりたいですね!
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