仮想通貨をやってると、「トークン」って言葉が出てきます。
でも、どんな意味なのか、よくわからない人もいますよね?
トークンは、デジタルな技術を使って作られた仮想通貨の一種で、いろんなプロジェクトやサービスで使われています。
イメージとしては、ポイントカードやゲーム内のコインみたいなもの。
この記事では、トークンがどんなものか、どんな場面で活躍するのか、具体例も交えて、誰にでもわかるように説明してゆきますね!
仮想通貨のトークンとは何か?
トークンを直訳すると、しるし、象徴、証拠、記念品、形見、証拠品、(地下鉄・バス料金などに用いられる)代用貨幣となります。
で、仮想通貨のトークンと言えば、ブロックチェーンっていうデジタルな台帳を使った「特別な仮想通貨」のこと。
ビットコインやイーサリアムみたいな有名な仮想通貨とはちょっと違って、特定のプロジェクトやサービスで使うために作られてます。
トークンは、「プロジェクト専用ポイント」や「チケット」みたいなもの
トークンは、「そのプロジェクト専用のポイント」や「チケット」みたいなものと考えれば近いです。
たとえば、遊園地のフリーパスや、ゲームでアイテムを買うコインを想像してみてください!それがトークンのイメージです。
トークンは、ブロックチェーン上で動くから、「デジタルで安全」「誰かが管理しなくても使える」っていう特徴があります。
DeFi(分散型金融)やゲーム、イベント、NFT、コミュニティ運営など、いろんな場面で「何かをするための鍵」や「報酬」として使われるんです。
次の項目で、具体的にどんな使い道があるか見てみましょう!
トークンの色々な使い道

トークンは、いろんなブロックチェーンプロジェクトで大活躍しています!
ゲームやイベント、デジタルアート、コミュニティ運営など、いろんな場面で使われているんです。
ゲームの世界でのトークン
オンラインゲームで「ゲーム内コイン」を使って、アイテムやキャラクターを買うことがありますよね?
ブロックチェーンを使ったゲームでも、トークンがそんな役割をします。
トークンを使って、特別なアイテムを買ったり、売ったり、交換したり…。
ポケモンのゲームで、特別なコインを使ってレアなポケモンをゲットする感じ!
ゲーム「Axie Infinity」では、AXSやSLPっていうトークンを使ってモンスターを育てたり、交換したりできます。
イベントやサービスに参加するためのトークン
トークンは、特定のイベントやサービスに参加するための「チケット」としても使われます。
たとえば、音楽フェスの入場券がトークンだったり、特定のアプリを使うためのコードとしてトークンが必要だったりするんだ。
遊園地のフリーパスがトークンみたいなイメージだと、トークンを持ってる人だけが、特別なアトラクションに乗れる。
ブロックチェーンを使ったイベントプラットフォームで、トークンを持ってる人だけがVIP席を予約できる、なんてことも。
コミュニティやガバナンスでのトークン
トークンは、プロジェクトの「参加権」や「投票権」としても使われます。
たとえば、あるプロジェクトやSNSみたいなプラットフォームで、トークンを持ってる人が「次にどんな機能を追加するか」を投票できたりするんです。
ブロックチェーンプロジェクト「DAO(分散型自治組織)」では、トークンを持ってる人がプロジェクトの方向性を決められます。
NFT(デジタルコレクション)でのトークン
トークンは、NFT(デジタルなアートやコレクション)に関係することも多い。
NFTを買うために、特定のトークンが必要だったりするんです。
デジタルな「トレーディングカード」を買うのに、専用のポイントを使う感じ!
たとえば、 OpenSeaみたいなNFTマーケットプレイスで、イーサリアム(ETH)トークンを使ってデジタルアートを買うことができます。
NFTを購入できるトークン
イーサリアム(ETH)
NFTの多くはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されており、OpenSeaなどの主要なNFTマーケットプレイスでは、決済通貨としてイーサリアムが最も広く使われています。
そのため、NFTの購入を考えているのであれば、イーサリアムを用意しておくのが最もスムーズです。
ポリゴン(MATIC)
イーサリアムのセカンドレイヤー(レイヤー2)ソリューションであるポリゴンも、NFTの取引で利用されます。
イーサリアムに比べてガス代(手数料)が安く、取引速度が速いというメリットがあります。
ソラナ(SOL)
イーサリアムとは異なるブロックチェーンで、高速な処理と低い手数料が特徴です。
ソラナ上で発行されたNFTは、ソラナ(SOL)で取引されます。

その他
上記以外にも、BNB(Binance Smart Chain)、Avalanche(AVAX)、Flow(FLOW)など、様々なブロックチェーン上でNFTが発行されており、それぞれのブロックチェーンのネイティブトークンが決済に利用されます。
また、特定のNFTゲームやプロジェクトによっては、そのプロジェクト独自のユーティリティトークンがNFTの購入に必要となる場合もあります。
(例: The SandboxのSAND、Axie InfinityのAXSなど)
トークンの具体例

トークンのイメージをさらに掴むために、実際のトークンの例をいくつか紹介しょましょう!
これらは、いろんなプロジェクトで使われている代表的なトークンです。
BATトークン
BATは、Braveというプライバシーを重視したウェブブラウザで使われるトークンです。
ユーザーが広告を見ると、BATが「ご褒美」としてもらえます。
広告主はBATを使って広告を出し、ユーザーはその広告を見ることでトークンをゲットできるというわけです。
サイトやブログなどのコンテンツを作ってる人も、ユーザーの注目度に応じてBATを受け取れます。
YouTubeで動画を見ながら、広告を見たらポイントがもらえて、それをクリエイターにチップとしてあげられる、みたいな感じです!
LINKトークン
ChainlinkのLINKトークンは、ブロックチェーンと現実の世界のデータを繋げるプロジェクトで使われます。
ビットコインやイーサリアムなどのブロックチェーンは、ブロックチェーンの外にあるデータにアクセスできないという欠点があります。
その欠点を解消したのが、チェーンリンク(Chainlink)です。
DeFiや他のブロックチェーンプロジェクトで、たとえば「天気のデータ」や「株価の情報」を安全に取り込むために使われたりするんです。
とはいえ、使用者本人がLINKトークンを用意する必要はなくて、アプリが裏で自動で払ってくれています。
MANAトークン
MANAは、Decentralandっていう仮想世界のプラットフォームで使われるトークンです。
この仮想世界で、土地を買ったり、イベントを開催したり、アイテムを作ったりするのにMANAが使われます。
Decentralandは、過去約3億7000万円で土地が売買されたこともあります。
DeFiでのトークンの役割

トークンは、DeFi(分散型金融)でも重要な役割を果たします。
DeFiとはブロックチェーンを使って、銀行や会社を通さずに取引をするシステム。その中で、トークンはいろんな形で使われます。
以下で、具体的な使い道を見てみましょう。
DeFi(ディファイ)は、Decentralized Finance(分散型金融)の略称。
銀行とか仲介者を通さずに、ブロックチェーンを使ってお金の貸し借りや取引をする仕組みです。
DeFiにはトークンっていう仮想通貨があって、プロジェクトを動かしたり、報酬をもらったりするのに使われます。
たとえば、Uniswapのトークン(UNI)やMaker(MKR)とかが有名。
プロジェクトを動かす「権利」や「投票券」
DeFiのプロジェクトでは、トークンを持ってる人だけが「このお金をどう使うか」「どんなルールにするか」を決める投票に参加できます。
トークンは、プロジェクトを動かすための参加権みたいなものなのです。
たとえば、UniswapっていうDeFiプラットフォームがあります。
そこでは、UNIトークンを持ってる人が、プラットフォームのルール変更に投票できます。
報酬としてもらう
DeFiでは、プロジェクトを手伝ったり、お金を貸したりすると、トークンがご褒美(報酬)としてもらえることがあります。
これを、ステーキングや流動性提供の報酬と呼びます。
たとえば、DeFiアプリのCompoundは、仮想通貨を貸すと「利息+COMPトークン」がもらえる。
取引や交換
トークンは、DeFiの中で「お金」としても使えます。
別のトークンや、ビットコインみたいな仮想通貨と交換したり、サービスを買ったりできるんです。
DeFiプラットフォームのPancakeSwapだと、CAKEトークンを使って他の仮想通貨と交換できたりします。
なんでトークンが必要なの?
仮想通貨界隈では、なぜトークンが必要なのでしょうか?
「管理する人」がいなくても、プロジェクトがスムーズに動くから
トークンがあると、DeFiや他のブロックチェーンプロジェクトがスムーズに動くからです。
銀行や会社みたいな「管理する人」がいなくても、トークンを使ってみんなでルールを守ったり、協力し合ったりできるのです。
- トークンを持ってることで「このプロジェクトを信じてるよ!」って証明になる。
- 報酬としてもらえるから、みんなが「参加したい!」って思う。
- トークンを使ってアイテム、サービス、投票権をゲットできるから、プロジェクトが盛り上がる。
まとめ
今回は、仮想通貨のトークンって何か?を初心者でもわかるように解説しました。
仮想通貨のトークンは、ブロックチェーンプロジェクトで使われる「特別なポイント」や「チケット」みたいなものです。
お金の貸し借り、投資、投票、ゲーム、イベント、NFT、コミュニティ運営など、いろんな場面でも大活躍しています!
ポイントカードやゲームのコインを想像すれば、トークンのイメージが掴めるはずです!
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