XRPって、どんな仮想通貨？

XRPは、簡単に言うと「お金の送金を早く、安くする」ために作られた仮想通貨です。

たとえば、お金を友達に渡したいとき、普通は現金か銀行を使いますよね？

でも、銀行だと時間がかかったり、手数料が高かったりします。

XRPは、それをデジタルで超速く、しかもほとんど手数料がかからないようにしてくれるんです。

XRPの特長は？

XRPって、どんな仮想通貨でしょうか？

それを、誰にもわかりやすく説明しますね。

誰が作った？

XRPは「Ripple（リップル）」という会社が作りました。

この会社は、お金のやり取りをスムーズにするのが得意なチームです。

Rippleは「会社」の名前で、XRP（エックスアールピー）はその会社が作った「仮想通貨」の名前です。

たとえるなら、トヨタという会社がカローラを作っているように、RippleがXRPを作ったのです。

何がすごいの？

普通の銀行送金だと、海外にお金を送るのに何日もかかることがあります。

しかしXRPなら、数秒でピュッと送れます！

さらに、手数料も非常に安いのです。

どうやって使うの？

XRPは、おもに銀行や企業が「お金を国から国へ動かす」ときに使っています。

XRPってのは、簡単に言うと「お金の運び屋さん」みたいなもの。

XRPはブリッジ通貨！

たとえば、日本に住むA君が、アメリカに住むB君にお金を送りたいとしますよね。

でも、日本では円、アメリカではドルを使ってるから、そのままじゃ送れない。

普通なら銀行とかが「円をドルに変えて送るよ」ってやってくれるけど、時間がかかったり、手数料が高かったりするんですよ。

そこでXRPの出番！

XRPは、円とドルの間に入って「橋（ブリッジ）」みたいに働くんです。

この流れがめっちゃ速くて、数秒で終わるし、手数料も安く済むんですよ。

だからXRPは、2つの国の通貨をスムーズにつなぐ「スーパー便利な仲介者」って感じなのです。

ビットコインと何が違うの？

ビットコインはお金そのものとして使われることが多いですが、XRPは「お金を運ぶための道具」に近いのです。

スピードとコストがビットコインより優れています。

たとえで言うと、XRPはまるで「超速い郵便屋さん」です。

あなたが友達にお金を送るとき、普通の郵便だと数日かかるけれど、XRPなら一瞬で届けてくれる感じなんです！

RippleとXRPに関するエピソード

RippleとXRPにまつわるエピソードを、わかりやすくお伝えします。

 XRPのスピードにびっくり！

Rippleが作ったXRPは、とても処理速度が速いことで有名です。

2017年にあるテストで、XRPを使ってお金を送ったら、たった4秒で世界の反対側に届いたのです！

普通の銀行だと、何日もかかることがあるのに、まるでメールを送るように速い。

これを知った銀行の人たちが「これはすごい！」と驚いて、Rippleの技術を使い始めたのです。

 XRPには「マイニング」がない

ビットコインやイーサリアムとXRPには大きな違いがあります。

それは、XRPには「マイニング」がないということです。

マイニングとは？

まず、マイニングとは何かを説明すると、マイニングはコンピュータを使って難しい計算を解き、新しいコインを作ったり、取引を記録したりする作業のことです。

ビットコインでは、世界中の人がマイニングに参加し、報酬としてコインを得るのです。

しかし、これには非常に多くの電力を消費し、時間もかかります。

XRPはスタートからすべてのコインがある

一方、XRPは全く異なる仕組みです。

XRPを作った会社、リップル社が最初にすべてのXRP（1000億コイン！）を作り上げました。

したがって、マイニングする必要がないのです。

取引を記録するのも、信頼できる人たち（銀行や企業）がサーバーを使って迅速に行ってくれるため、エネルギーもあまり使わず、非常に速いのです。

簡単に言うと、XRPはマイニングなしでスタートからすべてのコインがあり、速くてエコなのです！

ただし、全部が市場に出回っているわけじゃなく、少しずつ市場に放出しています。

 アメリカSECとのバトル

Rippleはアメリカの政府機関（SECというところ）と、2020年から大きな対立をしていました。

理由は「XRPは通貨なのか、それとも株のようなものなのか？」というルールの問題です。

Rippleは「XRPは通貨である」と主張し、SECは「XRPは有価証券である」と主張し、裁判で戦ったんです。

トランプ政権に変わり、SECは訴状を取り下げる可能性あり

2023年に裁判で、Ripple側が「まあまあ勝った」という結果になりました。

個人向けに販売されるXRPは「有価証券ではない」と判断されました。

一方で、機関投資家向けに販売されたXRPは「未登録有価証券」に該当すると判断されました。

現在も法的な争いは継続していますが、2025年、仮想通貨に肯定的なトランプ政権に変わりました。

そのため、SECは訴状を取り下げるのではないかと見られています。

XRPとビットコインの違い

XRPとビットコインの違いを、わかりやすく説明します。

この2つは仮想通貨ですが、目的や使い方が全く異なります。

ポイントごとに比較してみましょう。

1. 何のためにあるの？

ビットコイン

ビットコインは 「お金そのもの」になることを目指しています。

お店で使ったり、貯金のように持ったりする人が多いです。

誰かが管理するのではなく、みんなでルールを守って使う「自由なお金」という感じです。

XRP

XRPは「お金を運ぶ道具」として作られました。

銀行や企業が、国から国へお金を速く安く送るために使うことが多いです。

2. スピードはどう？

ビットコイン

ビットコインは送金するのに10分くらいかかることが多いです。

みんなでチェックする仕組みなので、少し時間がかかります。

XRP

XRPは 超速い！4秒くらいで送れます。

まるでLINEでメッセージを送るように早いのです。

3. 手数料は？

ビットコイン

ビットコインは送るときに手数料がかかりますが、混んでいると高くなることもあります。

数百円になることもあります。

XRP

XRPはほとんどタダに近い！

1円以下で送れることが多いので、お得感が非常に高いです。

4. 誰が管理してるの？

ビットコイン

ビットコインは誰も「ボス」ではありません。

世界中のコンピュータが協力して管理しているため、完全に自由な感じです。

XRP

XRPはRippleという会社が作り、広める手助けをしています。

でも、すべてを握っているわけではありませんが、少し「お兄さん」的存在がいるというわけです。

XRPは「XRP Ledger（エックスアールピー・レジャー）」っていう、誰でも使えるオープンなシステムの中で動いています。

世界中のいろんな人がコンピューターを使って運営を支えているのです。

だから、Rippleが「XRPを完全にコントロールしてる」ってわけではありません。

5. 使い道のイメージ

ビットコイン

ビットコインはあなたが「自分のお小遣い」として持ち、お店でジュースを買うような使い方です。

XRP

XRPはあなたのお父さんが海外の友達にお金を送るときに、銀行が「XRPを使ってピュッと送ろう」とする感じです。

たとえで言うと…ビットコインは「みんなで作ったお財布」です。自由ですが、少し時間がかかります。

XRPは「超速い宅配便」です。お金を運ぶのが得意で、サクサク動きます。

どちらも仮想通貨ですが、ビットコインは「新しいお金」、XRPは「お金の運び屋」と考えるとわかりやすいです。

XRPの値動き

最後に、XRPの今までの値動きについて解説しておきますね。

2012年：誕生の年

XRPがリップル社によって作られた年です。

最初は1コインが0.01ドル（約1円以下）くらいでスタートしました。

まだあまり知られておらず、静かな始まりでした。

2013年：初めてのジャンプ

年末に突然「ビュン！」と値段が11倍くらいに跳ね上がりました。

しかしすぐに「ガクン」と下がり、また静かになりました。

ちょっとした小さな冒険の始まりのようでした。

2017年：爆上がりの年

この年がXRPのスーパースターの瞬間でした！

春から冬にかけて、0.01ドルから3.40ドルまで、51,000%も上がりました。

100円が5万1000円になるようなすごい跳ね上がりでした！

仮想通貨全体が熱狂していた時期で、XRPも注目されました。

しかし、年末に「ズルッ」と下がり、0.10ドルくらいまで落ちました。

2021年：再びの盛り上がり

再び「グン！」と上がり、1.98ドルまで達しました。

銀行が使う話などで期待されましたが、長くは続かず、また下がりました。

ジェットコースターの2回目のようでした。

2024～2025年（今）：最近の動き

2024年の終わりから2025年の今（2月26日）にかけて、再び盛り上がっています。

2ドルを超え、最近は2.50ドルくらいで動いていることもあります。

法律問題が落ち着いたり、世界で使われる期待が再び高まっているようです。